「ランドセルの展示会で、鹿革製品が全国を旅するのだ」の準備なのだ。

皆様こんにちは。鞄工房山本の二見です。

王子のブログでは、新入社員の方々のために名刺交換のマナー解説がありました。

この時期、4月から憧れの職業に就くことが決まりワクワクされている方、希望とちょっと違っても頑張るぞ、と燃えている方。どちらにせよ、新しいことを始めるのはいつも嬉しいのと緊張とが混じった、貴重な体験であることに変わりありません。

さて、仕事を始めて長ーい年月が経つと、こんな質問をされるかも知れません。フフッ。

「生まれ変わって、好きな職業を選べるとしたら、何になりたいですか?」

私はいくつもやりたいことがあって、多分生まれ変わったところで「選べないヤツ」のままでしょう(苦笑)。ちなみにそのうちの主な3つは、料理研究家、放送作家、グラフィック・デザイナーです。

ところが、生まれ変わって、人間になれるという保証はありません!
鹿や犬、猫なら楽しそうだけれど、お茶碗になったらどうしましょう。お茶漬けの時火傷しそうです。
消しゴムになって、こすられて、どんどん小さくなったら!? 摩擦が痛くて熱いし、しかも顔を真っ黒にされます!
なんて恐ろしいのでしょう。考えただけで、夜も眠れなくなります。

てなわけで、一寸先は闇、今生きている人生に集中したほうが良さそうです。私の場合は、ちょっとでも「料理研究家」OR「放送作家」OR「グラフィック・デザイナー」風なことができる機会があれば、せいぜい楽しむことにしています。

手の込んだ料理を作れば人を自宅に呼びつけて無理やり食べさせ、
このブログで好きなことを書き、
仕事でグラフィックデザイン「風」なことをする機会でもあれば目一杯する、

こう書いてみると、3つ同時に好きなことをしているのだからラッキー。

鞄工房山本のランドセル展示会に、鹿革製品もやってきます

さて、その3つ目の「なんちゃって職業」で久々に仕事がまわってきました。

3/1 のブログで告知させていただきましたとおり、全国各地で開催される鞄工房山本のランドセルの展示会、に鹿革製品も展示されます

まだまだ先、と思っていたら、あっ、という間にあと数日後の 3/16 には初回の横浜での展示会です。

その準備でチラシ、じゃない、リーフレットを作るのです。そのデザインと発注までを担当しました。
チラシの見積もりお願いします、と印刷屋さんにお伝えすると、リーフレットですね、と言われました。呼び名は大事です。

展示会のリーフレットで鹿革の魅力をどう伝えるか

leaflet deerskin leather goods outside

リーフレットの簡易色校正です。

リーフレットでは鹿革製品にご興味をお持ちいただくために、文言は控えめにして、画像をメインにしました。Web サイトの美しい写真をなるべく使いながら、でもWeb サイトを既にご覧になっていても退屈されないように。

諸事情により大抵「いつもの紙」になることが多いとはいえ、色々な質感の紙を見せていただいて選ぶのも興味深い。真っ白か、クリーム色かでもずいぶん違います。
以前ははがき大の DM をよく作っていたので、紙質で与える印象の違いも、それこそ DM を手にとった瞬間に違いとして感じてもらえるということで、悩みどころでした。

inside deerskin leather goods leaflet

このリーフレット作成に関して特に重要なのは、

  • 鹿革の質感を見せたい:写真とわかっていても、鹿革の「赤ちゃんの肌のようなきめ細かいなめらかさ」を見せて、触りたい、と思わせられるか?
  • 18色ある鹿革の、どの色もよく見せたい!

1つ目は、元々印刷で革の質感を見せることが難しいとのこと(汗)。それでも、可能な限りシボが見えるようにしてもらいました。
2つ目も、実は不可能なのです。なぜなら、印刷の色調整は一部分をピンポイントでやるのではなく、全体に影響が出るので、「空色だけ青を強くしたいけど、他の色はそのままでいい」といった調整はできないそうです。

ほな、どないしたらええのん?
考え方としては、特に重要な色を決めて、それを優先させる、あるいは、全体の雰囲気なり、バランスを優先させる、ということでしょうか。
それにしても、専門分野以外で素直に要望を出すと、不可能な場合ってたくさんあります。印刷屋さん、すみません、無理を言いまして。

原稿をデジタルで作るようになっても、版を扱いインクの調整するのは職人技というハイブリッドな業界。印刷の世界も面白いです、これも夢の職業の一つに?

展示会で流す鹿革製品動画と、ランドセルのお手入れ動画も準備中

リーフレットだけではありません。会場ではビデオも流すのでその台本も書き……おや、ということは2番目の「放送作家」風なことも同時に出来ている!

あとは、展示会スタッフのまかないを作る担当になれば、憧れの職業ハットトリック@展示会です!……私は展示会に同行せず、お留守番ですが。

さて、ビデオの撮影です。
商品のご紹介をするナレーションの入る、静かな動画になるようです。

deerskin leather goods movie

またしても登場の、謎の美鹿さん。
本日はブックカバーのご紹介です。

ところで、ビデオの撮影がある、ときいて大きな機材を想像していた私。この様子をみて、便利な世の中になったもんじゃのう、と思いました。どうしても、肩から担ぐあのビデオカメラを想像してしまっていたのです。
ハンディーじゃのう。

deerskin leather goods movie camera

同じ日に、ランドセルのお手入れビデオも撮影です。
こちらは先程の方とは違う、美牛さんです。ええ、別の方ですよ。

randoseru maintenance movie

ランドセルに使用している革は、傷がつきにくいよう表面に強度の高いコーティングが施してあります。つまりは、さほどお手入れに神経質にならなくてもお子様たちに6年間毎日ガンガン使っていただける、のですが、それでも適切なお手入れをしていただけば、更に美しいまま6年間ご使用いただけるのです。
何より、革製品のお手入れって、楽しいです。靴磨き然り。親御さんとお子様と、一緒に革製品のお手入れを楽しんでいただけると私達も嬉しいです。

ランドセルのビデオは展示会場で QR コードを読み込んでご覧いただけるようになります。

残念ながら、私は皆様と展示会場でお会いする機会はございませんが、ご来場くださるお客様に良い時間を過ごしていただけるよう、他の社員共々準備を進めてまいります!

鞄工房山本 二見

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