鞄工房山本と染工房夢祐斎のコラボレーション長財布のご紹介

皆様こんにちは、鞄工房山本の晴之です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

本日、革製品ウェブサイト用の写真撮影が京都で行われています。写真家さんとウェブデザイナーさんに、当店スタッフの二見とモデル2人が同行しています。
12月にも同じく撮影があったのですが、今回は1月末オープンに向けた仕上げといったところ。私は、前回撮影された写真を皆様より先に見せてもらいましたが、良い写真しかありません。当たり前ですが、プロってすごいですね。
今回の撮影風景も、後日二見がアップしてくれるかと思います。前回の撮影ルポを読んで復習しながら、お楽しみに。

鞄工房山本、鹿革小物の撮影ルポ。ウェブサイト2019年1月オープンに向けて | 革製品ブログ

2018年5月28日、染工房夢祐斎、訪問

京都嵐山に、染色作家である奥田祐斎氏が自身のアトリエ「染工房夢祐斎」を構えておられます。
鞄工房山本は奥田祐斎氏と以前から一緒にお仕事をさせていただいており、コラボレーションしたランドセルも店頭に置いています。
私が最初に染工房夢祐斎を訪問したのは昨年5月28日の社内研修でした。祐斎氏から染色についてお話を伺ったり、数々の作品を拝見したり、染め体験をさせてもらったり。

染め体験の様子です。写真左に寝ているのは染工房夢祐斎の愛犬、十兵衛。

yusai dyeing studio

その研修で初めて、私は「夢こうろ染」に出会いました。

夢こうろ染とは、かつて日本最高位の染めと呼ばれた「黄櫨染(こうろぜん)」を祐斎氏が独自に研究し、自らのアレンジを加えて成立させた特別な染色技法です。また、黄櫨染とは平安時代初期から伝わる染色技法で、代々の天皇が重要な儀式のときにだけ着用する第一礼装です。かつての時代においては「禁色」とされ、天皇以外の人が着用することは禁じられていました。

この黄櫨染、なにがそんなに特別なのかというと、光の種類によって色が変わるんです。具体的に言うと、太陽光に照らされることで赤みを帯びた鮮やかな色合いに変わります。この特徴は祐斎氏が研究の過程で見出したことなのだそうです。そして、この特徴は夢こうろ染にも、さらに発展させる形で継承されています。

そんな不思議な染めを再現されただけでもすごいのに、それで牛革や鹿革を染めちゃいました。この不思議さとすごさ、言葉では説明できないので、実際にご覧ください。

太陽に照らされると違う輝きを放つ「夢こうろ染」

ちょうど曇りと晴れでそれぞれ写真を撮ることができました。

まず曇り。

yume kouro dyeing cloudy

これはこれで十分渋くてかっこいい。

次に晴れ。

yume kouro dyeing sunny

色づいて華やかに!
どうですか、この違い。伝わってますか?
もちろん iPhone X で写真を撮ったあとに編集とかしてませんからね。これがありのままの夢こうろ染です。

さらに、2点ほどピックアップしてズームインしてみましょう。

yume kouro dyeing wallet brush yume kouro dyeing wallet stripe purple

これとこれが、

yume kouro dyeing wallet brush sunny yume kouro dyeing wallet stripe purple sunny

こうとこう!
少し赤みを帯びるんですね。

1アイテムで2色分楽しめる、贅沢な束入れになっています。
そして贅沢ついでにもうひとつ。こちらの夢こうろ染たち、全て「一点もの」でございます。
束入れサイズに裁断された革を一枚一枚、祐斎氏に染め上げていただいているため、この世にふたつとして同じ柄は存在しません。お買い上げの際は、同系統の柄から納得いただける一点をお選びいただくかたちになります。

自分だけの特別な束入れが欲しい! そんな方にはうってつけの夢こうろ染束入れ、60,000円(税抜き)で展開しております。
また、夢こうろ染の名刺入れも置いています。そちらの紹介は後日、お楽しみに。

yume kouro dyeing wallet tapestry

  • 束入れ(夢こうろ染) 60,000円(税抜き)

なんだかこの写真、バックのタペストリーが主役のようになってしまいました。お察しの良い方はお気づきでしょうが、こちらのタペストリーも夢こうろ染です(非売品)。
束入れたちをどけると、

yusai sign

そこには奥田祐斎氏のサインが。
そしてどけていた束入れを開くと、

wallet yusai sign

染工房夢祐斎、FUJIOKA DEER、鞄工房山本のトリプルネーム。
どこまでも贅沢なお財布でした。

鞄工房山本 山本晴之