焦がれ色の鹿革ブックカバーには、土井善晴さんの『まねしたくなる 土井家の家ごはん』

皆様こんにちは。鞄工房山本の二見です。
3月も終盤にかかり、4月からの新しい生活にドキドキしている方も多いかと存じます。

「ディア文庫」、今回はいつも以上にギフトとしての濃ゆい提案

3冊目となるディア文庫。
イギリスの小説(ジェーン・オースティン『高慢と偏見』)、日本の大人エッセイ(三島由紀夫『不道徳教育講座』)の次は、土井善晴さんの料理本です。

このディア文庫、ジャンルにこだわらず、鹿革18色で展開しているブックカバー(15,000円/税別)に合う文庫本サイズで、楽しんでいただけそう OR 芸の肥やしにしていただけそう OR お役に立ちそう、な本を、お節介は重々承知で私が勝手に選んでおります。

実をいいますと、私が一番楽しんでいるかも! フフッ。

でもこの3冊目は、選んだ動機がはっきりしています。

え?なんですって?

焦がれ色に、表紙画像の美味しそうなフレンチトーストの焦げ具合を掛けただけとちゃうん?

brown book jacket

まさかあ。そんな安直なことしませんって~(汗)。

そりゃあ、焦がれ色に関するブログを以前に書いたときは、焦がれ色の説明が

burnt colour brown

でしたが。ネタをかぶせるには間が空きすぎているので、それでは笑いがとれません。
いや、そもそも、別に笑いをとろうと思ってブログを書いているわけと違いますし。

違いますってば。

新入社員の人たち、新しく一人暮らしを始める人たちを応援するためのギフト

鞄工房山本には、新卒で入社した20代前半の同僚がたくさんいます。
ランドセルの会社だけあって、1年目なら1年生、3年目の人たちは3年生と呼ばれています。6年過ぎたらどうなる、といったことはこの際おいておく。卒業しないで下さいねー。

皆、毎日くるくると仕事をして、マジメで優秀なだけでなく、気立ても良い素敵な人たちです。

ブログで身内を褒めまくって、ブキミに思われるかも知れないのですが、わたしがここ(鞄工房山本)に来て一番びっくらこいたことがそれです。
私はあっちゃこっちゃの会社でなんやかんやしてきた中で、いろんな会社づとめの人たちと出会いましたが、この会社の人、(新卒に限らず)よく働くのです。販売の人しかり、製造の人も、総務の人も。

直近3年間に入社した社員の中でかなりの人数が、ここで仕事をするために人生最初の一人暮らしをはじめました。それだけでも、勇気リンリン。ちょっと感激しました。

brownish food with deerskin book jacket

(こちらの画像は土井善晴さん監修の『おかずのクッキング 2018年6・7月号』の1ページ。もはやブックカバーにピント全く合っていません)

なぜなら、ここ、橿原市南浦町はのどかな田圃が広がる。少し行くと小川が流れ、建物といえば立派な日本家屋、神社、お寺、少し行くと牛小屋があって……。四季も如実に感じます。今の時期では立派な梅の木があちこちで花をつけています。周囲は美輪三山。朝は山間のモヤも美しい。ああのどか。空も広くて、夕焼けのきれいなこと。

別の言い方をすると、お昼に「今日はカフェでパスタランチに行こう」「今日は時間が無いからお蕎麦屋さんで食べよう」 てな選択肢はございません。コンビニに行くには徒歩25分。お昼休憩50分の間にコンビニに行って帰ってこれますが、食べる時間はなくなっちゃいます。下手をすると買う時間もありません。あんまり急いで行くと溜池に落ちてしまうかも知れません。
この状況下、たくましい同僚たちはただでさえはじめての自炊生活をしている中で、頑張ってお弁当を作って持ってくる場合も多い。なんて偉いんでしょう。感動です。皆さんシブいです。

『まねしたくなる 土井家の家ごはん』一人暮らしでも毎日の、いつものことを大切に

私は前世紀終盤、そろそろノストラダムスの大予言が人々の不安を煽り始めた頃に大学生になり、一人暮らしを始めました。
料理の本を一冊買って、自炊デビューもしましたが、今思い起こすと、「お腹が空いているときに本を開いて何作ろうか考えてから買い物に行く」って、プランニングとしてはあまりにもずさん。しかも、持っていた本は大きな写真付きで、見れば見るほど空腹が増大するばかりで何を作るか決められなかったことと言ったら、笑います。

そんな自らの失敗を教訓として踏まえて、文庫本サイズのこの料理本をとくにおすすめしたい。

『まねしたくなる 土井家の家ごはん』土井善晴著(講談社+α文庫)

料理の本といっても写真なし。だからとっつきにくい、のではなくて、家庭料理に対する考え方から入っていく、エッセイに近い本です。その中で紹介されていくシンプルなレシピがなんだか全部おいしそう! 料理初心者にも最適では。

curry and deerskin book jacket

(先ほどと同じく『おかずのクッキング 2018年6・7月号』の1ページ。意識してみると、茶色の食べ物って多いですね)

これなら、通勤・通学時に読んで、帰りに買い物をして帰宅直後に料理を始められる。なんやったらお弁当の仕込みも。おお。

そして、以前から私は土井善晴さんのレシピが好きです。気取らない、普段の食事を、普通に入手できる食材で難しくない方法でも大切に作る。
まさしく、日々を大事に、味わって生活する、という意味では鞄工房山本のコンセプトとつながるところがあります。
テレビで拝見しても、お話しぶりもいかにも優しそうで、でも美味しいもの大好きで料理の話をするとすぐに熱くなるのが伝わってきます。

4月入社や、進学で一人暮らしを始める方に、焦がれ色のブックカバー土井善晴さんのレシピ本。身体に気をつけて、頑張ってね、という気持ちの伝わるプレゼントになりそうです。
あるいは、よっしゃ、一人暮らし始めるぞ、という方がご自身へ贈る、気合のこもったプレゼント。

最後に、重要なこと一点。焦がれ色は色が濃いこともあり、比較的汚れが目立ちにくい。それが理由でこの色と料理本を合わせたのですが、やはり鹿革は繊細。ずっと良い状態でお使いいただきたいので、防汚移染処理をしたものをお選びいただいたとしても、油や水分が飛び跳ねる厨房のど真ん中で鹿革ブックカバーのご使用はお避け下さい。
レシピは覚えてから調理に取り掛かる、というのがセオリーのようでございます。

(こういうシチュエーションはできるだけお避け下さいね)

なにはともあれ、一人暮らしデビューする皆様、頑張れ~。

鞄工房山本 二見

doi yoshiharu recipe book for brown deer skin book jacket

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