鹿革 ×「夢こうろ染」の小物 & ついに登場、メンズビジネスリュック

いつもブログをお読みいただきありがとうございます! 鞄工房山本の二見です。
急に寒くなってきましたが、健気に咲いている百日草。

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さて、いつの間にか12回目となった鞄工房山本の革製品ブログ。今日はちょっとおさらいから。

奈良県橿原市に本舎を置く鞄工房山本は、ランドセルを作り続けて来年で50年。今の工房に移転して今年10年になります。節目の時期に、大人向けのアイテムも展開を開始することになりました。3店舗(奈良本店、銀座店、表参道店)で発売中の鹿革小物は、

  • 奈良県菟田野の歴史あるタンナー藤岡勇吉本店の手による、奈良にゆかりの深い鹿の革を使用。
  • 日本で昔から愛されている色を現代的に解釈、現在(2018年12月7日)お出ししている13色と合わせて最終的に18色展開。
  • シンプルなデザインを丁寧に作った日常のちょっとした贅沢。

というコンセプトの商品群です。
今回はそれに加えて、商品ラインナップに登場する商品のお話です。

「夢こうろ染」の長財布と名刺入れ

すでにブログでご紹介したことがあるのに、店舗にまだお目見えしていなかったのが、染色作家・奥田祐斎氏による夢こうろ染のシリーズ。
やっと店頭に並べられそうです。お問い合わせくださった方、お待たせいたしました!
12月17日(月)から奈良本店・銀座店・表参道店でご覧いただけます。

4回目のブログ「ギフトアイデアと奈良本店のご紹介」でご紹介したときは、穏やかな秋の自然光の中で撮影して、夢こうろ染の色の変わる様をお見せしました。(夢こうろ染は光の性質によって色が変わる染色技法なのです)

今回は手加減なし、電球を使いました。LED ではなく、レフランプです。
まずは自然光で……

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電球点けます。

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おおお。続きまして……

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青系の手染めボーダーも光に反応します。この青が……

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華やかな紫に。不思議です。

色が変わる不思議な染め、「夢こうろ染」

夢こうろ染は、京都・嵐山で創作活動を行う奥田祐斎氏による特別な技法です。光の種類によって色が変わる不思議な染めで、日陰で見ると沈んだ色合いですが、太陽の光に照らされると、赤みを帯びた鮮かな色に変わります。白熱球の光は太陽光と性質が似ているそうで、ご覧いただいたように色合いが一変するのです。

普段は着物用の絹や綿などの生地をベースに染色されることが多いようですが、今回は鞄工房山本のために、素仕上げの鹿革に一点ずつ柄を描いていただきました。
私も最初は一枚の鹿革に大きく描かれた柄を裁断している、という工程を想像していました。実際は製品のサイズに粗裁ちした革に一枚ずつ描いているので、「裁断の仕方で柄の出方が違う」といったレベルではなく、本当に一点ずつ異なる柄が創作されているのです!

私の昔の仕事で、オートクチュールの刺繍をやっているアーティストの方に、靴のアッパーに刺繍をしてもらったことがあります。その場合も一点ずつの作業で、サイズの違いがあるため微調整をしながらだったとはいえ、柄というか仕様は決まったものを繰り返してもらっていました。
それと比較すると、この「夢こうろ染」はハードコア一点ものです。

というわけでふたつとして同じものはありません。1月末オープンの Web サイトでもご紹介するのですが、一点ずつ写真を撮って、どれが良いか選んでいただけるように掲載する予定です。

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↑「夢こうろ染」鹿革小物、上から……

  • 束入れ 60,000円(税別)
  • 名刺入れ 各30,000円(税別)

メンズバッグも企画最終段階:ビジネスリュックのサンプル打ち合わせ

ずっと鹿革小物のお話をしてきましたが、お財布や名刺入れだけではないのです。バッグも発売予定です。そちらは牛革でおつくりします。やっと形になった来たので、今回初めてお見せします。

鹿革の色展開の説明でいつもイラストを使っているので、公平を期してまずここは、やはりイラストで!

Drrrrrrrr(ドラミング)
カシャーン(シンバル)

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長靴をはいた牛……? 鼻輪もシルバーで豪華?
かどうかは今日のところは全部ご説明できませんが、ちらっとだけお見せします。

デザイナーさんと一緒にサンプルのチェックをしているところです。

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本当にちらっとですみません。

機能充実、でも大きすぎないから満員電車でも邪魔にならない、何よりスマートでスタイリッシュ、スーツにも合う、きちんとして見えるビジネスリュック」です。
女性が背負ってもハンサムな感じです。自転車に乗る方にももちろんおすすめです。

おススメのポイントがいっぱいあるのに具体的なところをまだ詳しくお話しできないのが歯痒い。うー。
でもこの勢いで何となく、力の入り具合を感じて頂けるかと。

写真の「ワイン × ダークブラウン」に加えて「ネイビー × ダークブラウン」、そして押さええておきたい「ブラック × ブラック」でご用意いたします。

皆様お楽しみに。私も出来上がりを皆様にお見せする日が楽しみです。

鞄工房山本 二見
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